(前回からの続き)
そして、プログラムは遂に最後の曲へ...
最後の曲は、 江口さんとのデュオで
ドビュッシーの「チェロとピアノのためのソナタ」
このソナタは、数あるチェロソナタの中でも特別に好きな曲で、
今回のプログラムのフィナーレに相応しい曲!と確信を持って選びました。
江口さんとのデュオは、最初のリハーサルの時から既に楽しく、
お互い細かい事は何も言わなくとも
パッとアンサンブルが成立する感覚が心地良かったです。
リサイタル本番はもちろん、二人共に一番の演奏になったと自負しております!!
アンコールは、パラディス(←通称/実際は作者不詳)のシシリアーノ。
この曲は、江口さんのYouTube [俺の弦チャンネル]にも
数年前の演奏動画がアップされていて、ご覧いただけます。
↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=8TO6Y0p0Xt8
大好きな曲を、またリサイタルで一緒に演奏出来て感無量でした!!
さて、リサイタルを振り返ってのエピソード・シリーズも今回で最後となりました。
私にとって、リサイタルというのは自主企画コンサートの中でも別格の重さがあり、
2000年のデビューリサイタルから、毎回その時々の自己ベストを
少しずつ積み重ねてきた、ピアニストとしての足跡の様なものです。
それだけに準備にも相応の時間を掛け、苦心して進めてきた会が
無事開催できた事に心からホッとすると同時に
なにか、楽しい物語が一つ終わってしまった様な、
少し淋しいような気持ちも抱えながら、今こうしてブログを綴っています。
最後までお読み下さいました皆様、ありがとうございました。
ご感想やコメントなど、ご自由にいただけましたら幸いです。